愛犬との散歩から帰ったら、肉球から血が出ていた!という経験はありませんか?
これから梅雨が始まり夏にかけて、肉球のトラブルが多い時期でもあります。是非、参考にして、わんちゃんが怪我しないように見守ってあげてみてください。
よくある原因としては、散歩に行きたくなくて止まっているわんちゃんのリードを無理やり引っ張ってしまうことが挙げられます。
特に、アスファルトやコンクリートの上で、ブレーキのかかっている状態で引っ張ると、一瞬で肉球(特に後ろ足)が擦れて血が出たり、肉球が剥がれたりしてしまいます。
これから夏にかけて、30℃を超えるような暑い時間帯にお散歩に出かけようとすると、地面が熱くなっていてわんちゃんがそれを嫌がって止まってしまうことがあります。飼い主様は、それに気づいてあげなければなりません。その際は、すぐにだっこして涼しい時間帯に出直すか、涼しい日陰のある場所へ連れて行ってあげましょう。
また、草むらなどでは、ガラスの破片や、鋭利な枝などを踏んでしまって肉球を怪我してしまう可能性もあります。飼い主様は、見通しの良い道を選んでお散歩に連れて行く必要があります。そろそろ梅雨が始まるこの時期は雑草が生えやすい時期でもあります。良く注意する必要があります。
わんちゃんの異変に気づくためにも、普段から歩き方に変化はないか、足の特定の部分を気にしてなめていないかなどの観察に加え、お散歩後は足をきれいにするだけでなく、肉球を確認する習慣を持つようにしましょう。
それでも、肉球を怪我してしまった場合は、すぐに患部を洗い流せればいいですが、痛がって暴れたりする可能性があるので、患部にコットンなどを当ててテープで固定し、すぐに動物病院で診てもらうことをお勧めします。この時、消毒などをすることも、刺激を受けてその後の治療を拒んでしまう可能性があるので絶対やめておきましょう。
動物病院での治療方法としては、洗浄や消毒、ガーゼなどで患部を保護したり、抗生剤や痛み止めなどのお薬の処方、塗り薬や肉球を舐めないようにエリザベスカラーの装着など必要になる場合もあります。更に深い傷の場合は縫合をする場合もあります。
以上、肉球の怪我のお話しでした。
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