わんちゃんを飼っていれば一度は遭遇してもおかしくない、愛犬の脱走。そんな時、頭の片隅に入れておきたい行動や心構えをご紹介します。
もくじ
慌てず落ち着いた行動を
首輪やハーネス、リードが外れてわんちゃんが脱走を開始した場合、まずは、落ち着いてください。なぜならば、わんちゃんは、現在の自分がどこにでも逃げれる状態にあるということに気づいていない場合がほとんどだからです。
真っ先に、「車に轢かれたらどうしよう」と頭をよぎってしまいがちですが、ここはパニックにならずに冷静に行動すれば簡単に捕まえることができるかもしれません。
さりげなく近づいて腰を下ろし、わんちゃんの名前を呼んだり、「待て」や「お座り」などのコマンドを試みて動きを止めましょう。
特に、おやつなどを見せて、高い声で「よーしよし」、「いい子いい子」などと言ってみたり、「お散歩行く?」、「ご飯?」などと誘惑しておびき寄せると、より捕獲できる可能性が高まります。
わんちゃんが離れた場所にいる場合
わんちゃんが離れた場所にいる場合は更に焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて、上記を試みて気を引かせることに専念しましょう。
わんちゃんの気を引くことができたら、腰を下ろしたり、仰向けに寝そべったり、おやつの袋を振って音を出したり、更に近づけるようにしましょう。
また、犬の習性「獲物(逃げるもの)を追いかける」を利用する方法もあります。わざと背を向けて、わんちゃんとは逆方向に歩いてみるのもいいかもしれません。
他の人の助けを借りる
野犬と違い、愛玩犬として飼われているわんちゃんなので、他の人に甘えたりすることもよくあります。わんちゃんが離れた場所にいる場合は、迷わず周りの人に「捕まえてください」と助けを求めましょう。
自分から他の人や子どもたちに抱っこを求めたりる場合もあります。また、わんちゃんの散歩中の方だったら、もしかするとオヤツをもっているかもしれません。恥ずかしがらず、わんちゃんのためにも躊躇なく助けを求めましょう。
一発で仕留める
飼い主様にとって、かなりの体力と精神的苦痛を伴い、また、わんちゃんの安全のためにも一度訪れたチャンスは逃さないようにしましょう。
そのためには、わんちゃんが手の届く範囲に来たら、そーっと首輪やハーネスに親指を通します。その後に、ゆっくりと抱っこをして持ち上げましょう。ここで重要なのは、体を掴もうとしないことです。体を掴もうとすると、わんちゃんも微妙にかわし、滑ってしまってうまく掴めないのです。あくまでも、焦らず慌てずに行動しましょう。
もしも見失ってしまったら
万が一、わんちゃんを見失ってしまったら、すみやかに下記へ相談してみましょう。
保健所、動物愛護センター
脱走したわんちゃんを見かけた近隣住人の方が保健所や自治体に連絡して、保護され可能性もあります。
迷子のわんちゃんを保護する期間は自治体によって異なりますが、ほとんどの自治体では1週間程度のようです。
保護期間が過ぎてしまうと、保護犬として譲渡されてしまったり、場合によっては処分されたりする可能性もありますので、すぐにお近くの保健所や動物愛護センターに問い合わせましょう。
また、保護されているわんちゃんの情報は、下記のページで確認することもできます。
交番・警察署
巡回中の警察官が発見して、交番や警察署で一時的に保護されている可能性もあります。
悲しいことに、わんちゃんは「遺失物」として扱われるので、「遺失物届け」を出すことも可能です。警察官が巡回時に届け出に似たわんちゃんを探してもらうことができるかもしれません。
また、わんちゃんを発見した場合、例え捕獲までは至らなかったとしても、わんちゃんがいた場所やその時の様子といった情報を得ることができます。
動物病院
脱走中に事故に遭い、動物病院で治療を受けている可能性もゼロではありません。お近くの動物病院に連絡して、わんちゃんが保護されているか確認してみましょう、
また、動物病院で保護された場合は、治療後に保健所や動物愛護センターへ収容されるので、日を改めて確認の連絡を入れてみましょう。
SNSで拡散
SNSでわんちゃんの写真や動画、詳細などを投稿して、拡散してもらうことで発見につながるケースも少なくありません。
とにかく、自分にできることを全て行い、落ち着いて、根気良く、諦めずに、わんちゃんとの再会を願ってください。早く会いたがっているのは、わんちゃんも同じはずですから。
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